2019年4月29日(月) 10歳の娘さんを持つ韓国のお母さんたち 共に身を震わせませんか !

4月29日午後、韓国のプレスセンターで「金正恩のポストハノイ戦略」というタイトルで講演しましたが、そこに幼い赤ちゃんを抱いて、暗い表情をした若い夫婦が入って来ました。

南北関係と関連した講演会に子供を連れて参加した夫婦を初めて認めて、私は彼らから目を離すことができませんでした。

講演後、彼らを連れてきた方が私のところに来て、「公使 ! あの夫婦の 10歳の娘が今、中国の公安につかまって北送危機に陥っています。公使が助けていただけませんか」と切実に訴えてきました。

その言葉を聞いた刹那、思わず苦笑して、出た言葉は「私に何ができますか」でした。

実際、私ができることは何もありませんでした。周りの人々も彼らの叫びにさほど耳を傾けませんでした。

それでも、彼らは私になんとかしてくれと哀願しました。

10歳の娘がまもなく韓国へ来ると聞いて、部屋に娘の洋服タンスまで買い、一日千秋の思いで待っていたら、数日前に娘と叔父が中国の公安に逮捕されたという晴天の霹靂の消息を聞かされたといいます。その少し前には携帯電話で母親に韓国へ来て一緒に暮そうとうれしそうに言っていた娘の姿をもう見られなくなってしまったのです。

「公使 ! 私の娘を助けてください!」という叫びが一晩耳にこだまして私は寝られませんでした。

「助けてください」というこの叫びの前に私にできることは何でしょう ?

もし、私の息子がこの瞬間に中国公安に捕まって北送される危機に直面していたら私はどうするか。私は狂うでしょう。

彼らのために私のできることはただ一つ。私も彼らと一緒に中国政府に哀願して、「どうか助けてください」と身を震わせることだけです。

10歳の娘を持つ、韓国のすべてのお母さん !

この娘さんをどうか両親のもとに送ってくれと共に身を震わせませんか。

奇蹟が起きるかもしれません。

2019年4月30日 前北朝鮮公使 太英浩

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