3次南北首脳会談で終戦宣言と非核化を 一つのかごに盛れ

2018年8月16日

4.27南北首脳会談があってから100日、米朝首脳会談が開かれてから2か月が経ちましたが、世界が期待していた北朝鮮の非核化過程は、膠着状態に陥っています。北朝鮮は、“米朝首脳会談の合意に基づくと、終戦宣言が先であり、非核化は後である”という’順序論’を持ち出していますが、米国は、シンガポールでの合意の核心は、“北朝鮮の非核化が先である”とし、核施設の申告、非核化のロードマップの発表など’非核化の進展論’を主張しています。

1ページしかないシンガポール会談の合意文をめぐって、北朝鮮と米国の解釈に齟齬があるのは、非核化過程と韓半島の平和定着の過程を一つのかごに盛って、どのような順番で解決していくかについて明確にできなかったことに原因があります。

このような時に、南北の首脳が9月中に平壌(ピョンヤン)で3次南北首脳会談を行うというニュースは、私たちに新たな期待と希望を抱かせます。一年に南北の首脳が3回も会うということは、韓半島の分断以来、初めてのことであり、当然歓迎すべきことであります。

今、世界は、今後の南北首脳会談が、現在、膠着状態にある北朝鮮の非核化問題をどのように解決させていくかについて注目を集めています。国際社会の期待に応えるためには、韓国が北朝鮮に対して“遠回りをせず、北朝鮮の非核化過程が先に進められてこそ、韓半島の平和と非核化も進展され、対北制裁も解除される”という’手順’を明らかにすべきです。

3次首脳会談では、今年中に終戦宣言を採択する問題と北朝鮮の非核化のタイムラインの設定、検証のための核施設のリストアップなど、非核化の進展案を一つのカゴに盛って扱わなければならないのです。然てこそ、板門店(パンムンジョム)宣言と米朝のシンガポール合意をめぐった齟齬のある主張を克服し、北朝鮮と米国を非核化と終戦宣言、対北制裁の部分的解除へと導くことができます。

南北の首脳が、3回会ったにもかかわらず、非核化の明確なロードマップを提示できなければ、米国としては、北朝鮮の非核化意志に対する疑いをさらに強めるはずであり、韓国政府を信頼しなくなるおそれもあります。事実上、終戦宣言は、南と北、北朝鮮と米国が、停戦状態を終了させ、今後は、平和的に暮らしていくということを約束する政治的宣言です。喧嘩はせずに平和に向かって共に行こうという宣言を発表しておきながら、相手を狙うような核兵器を廃棄するという下図さえも提示しないのであれば、結局、’核のある平和’に向かって行くという意志を示しているとしかいいようがないのです。

現在、北朝鮮は、“核試験(実験)とロケット発射を全面的に中止し、試験場を爆破したのであるから、終戦宣言の採択以降の連続工程として国連安全保障理事会の対北制裁決議第2356号と2371号、2375号を撤回せよ”と要求しています。北朝鮮が、昨年末、国連が北朝鮮のICBM(大陸間弾道ミサイル)廃棄を目標に採択した国連の制裁決議2397号の解除問題は置いておいて、他の決議を先に撤回せよと’順序’を明らかにしたのは、終戦宣言の採択後、平和協定の締結までの過渡期期間には、核とICBMを持ち続けるということを意味します。

南と北の間の和解と協力、交流は、同族に核の惨禍を蒙らせるおそれのある北朝鮮の核兵器の廃棄のプロセスと連結させてこそより堅固で持続的に発展できるものであることを肝に銘じるべきです。

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