“国家情報院を動かし、太永浩を追い出した”という北朝鮮のウソ

2018年8月8日

 

北朝鮮が7月31日、対南インターネット媒体である’我が民族同士で’を通じて、私が北朝鮮の超強硬措置と南朝鮮(韓国)の民心によって’国家情報院’傘下’国家安保戦略研究院’の研究委員のポストから追い出されたにもかかわらず、しっかりすることなく、反北謀略騒動を続けていると非難しました。

5月19日、北朝鮮が韓国政府に向かって“太永浩(テ・ヨンホ)が口を閉じるための’特段の措置’を取らない限り、南北高位級会談のキャンセルなど険悪な事態を避けられないであろう”と脅迫してから一ヵ月半ぶりに再び砲門を開いたわけです。

北朝鮮は、金正日政権の際は、脱北者たちの反北活動を無視する政策を実施していました。ですが、脱北者の数が三万人を超え、特に、2014年に国連で’北朝鮮の人権状況の調査報告書’が採択されるのに脱北者らの証言が決定的な役割を果たしてからは脱北者に対する人身攻撃に全面的に出ています。

北朝鮮が脱北者に対する人身攻撃に出るのは、世界各地で統一に向けて活動している脱北者たちの意志を弱めることにその目的があります。ですが、今回の私に対する北朝鮮の人身攻撃には少し異なるニュアンスがあります。北朝鮮の超強硬措置によって、私が’国家安保戦略研究院’の研究委員のポストから追い出されたという点を強調したのです。

北朝鮮は、2011年、北朝鮮保衛部副部長である柳敬(リュギョン)を銃殺した際も、柳敬副部長がソウルを訪問した際に’国情院’と一緒にした行動が、すべてスパイを通じて平壌(ピョンヤン)に報告されたという噂を北朝鮮の内部に広めました。北朝鮮は、今回も海外に出ている北朝鮮の人々に平壌で決心さえすれば、太永浩も’国情院’傘下機関から追い出せるくらい韓国政府を握っているのであるから、脱北やお金のために国情院要員と接触すれば、平壌本部ですべて把握できるとし、恐怖感を抱かせようとしています。

最近、北朝鮮は、韓国で進歩政権が政権を握ったのであるから、韓国に亡命しても太永浩や柳京レストランの支配人のように’孤立するであろう’と北朝鮮住民たちを教育しているそうです。北朝鮮が韓国を勝手に料理できるといった謀略宣伝までしながら脱出を止めようとしているのは、脱北行為が北朝鮮体制の維持に直接的な脅威を与えているからです。

しかし、今回、北朝鮮は私を攻撃する過程で二つのミスをしました。一つは、北朝鮮の核戦略を自ら露出したことであり、もう一つは、海外に出ている北朝鮮の人なら誰も信じないであろう虚偽の事実を繰り返したことから、自分たちの主張が真実性のない謀略宣伝であることを明らかにしてしまったという点です。

北朝鮮は、最近、私が様々な講演で”北朝鮮は、国連の強力な制裁に耐えられず、’宥和政策’を繰り広げている”、”6.12米朝共同声明は、2005年の9.19共同声明より後退した”、”終戦宣言と非核化を分離させてはならない”と指摘したことに対して非常に激怒しました。私が、北朝鮮が終戦宣言の採択が韓半島平和体制の樹立の’第一歩’となると主張し、終戦宣言と非核化問題を分離させようとしている北朝鮮の下心を暴き続けていることが北朝鮮にとっては大きな負担になったようです。

また、北朝鮮は、私が英駐在北朝鮮代表部で働いていた時、多くの国家資金を横領し、国家秘密を売り、さらには、未成年者強姦の犯罪まで犯した後、北朝鮮から調査のため召喚され、処罰を恐れて脱北したという嘘を繰り返しました。

海外に出ている北朝鮮の人であれば、英国駐在北朝鮮大使館のように規模の小さい大使館の一ヶ月の経営費は、一万ドル足らず、横領できるほどの資金もないということをよく分かっています。北朝鮮当局が犯罪事件の調査のために海外に出ている人を平壌に召喚する時は、調査目的であることを隠し、他の事業の件を理由に平壌に出張に行かせることも海外に派遣されている北朝鮮の住民には常識であります。

ですが、北朝鮮当局が私が書いた本のタイトルが’3階の書記室の暗号’であると公開してくれたことは、海外にいる多くの北朝鮮の人々がインターネットを通じて私の本を簡単に購入し、読めるように広報してくれたのと同じ効果となったため、こういった点は肯定的に評価できるともいえます。

ありがとうございます